2012年02月26日

AIJ

aij
主に中小企業の企業年金を運用していたAIJ投資顧問が、顧客から預かっていた年金資金の大半を喪失していたと言うニュースが、このところの大きな話題になっていますね。
僕はこのニュースが公表されるまで、AIJ投資顧問という会社のことは知りませんでしたし、おそらく多くの人がそうだったと思うんですが、こうなって来ると、投資顧問会社というものそのものの信頼が失墜しますね。

先日ニュースで見たんですが、この事件が発覚するまで、AIJ投資顧問という会社は、国内の格付け会社からは最高ランクの信頼度のある会社と言う評価を受けていたみたいです。
報道を見る限り、高利回りで、かなりしつこく勧誘して顧客を獲得すると言うやり方で経営してきた会社みたいなんですけど、どうしてそんなに信頼度を得ることができたんでしょうね?
どう考えてもかなり怪しい会社、と言うイメージを受けます。

格付け会社といえば、アメリカでサブリミナルローンが破綻するまで、アメリカの格付け会社はその信頼度を最高ランクに格付けしていたんですけど、どうして破綻が見抜けなかったんでしょうか?
また、最高ランクに格付けしたものが破綻したのに、その責任は一切負わないというのはどういう事なんでしょうね?

考えてみると、AIJを最高ランクに格付けした日本の格付け会社の名前と言うのも報道では聞きませんし、多分今後もその会社の責任が追及されることは無いような気がします。

AIJ破綻によって多くの企業年金が喪失したことも、今の世界経済の低迷も、全ては格付け会社の仕業なんですよね。
本当は、そんな会社は無いほうがいいと僕は思います。

今回の件で思ったんですが、やっぱり投資信託などは少し怖いですね。
先日、銀行からある投資信託を誘われたんですが、僕はそう言うことでお金を増やすのも好きじゃないですし、何となく不安を感じて『結構です』と断りました。

その銀行員の言うことには『この商品は、世界有数の格付け会社がAAAと判断したものだけに投資するので、ほとんど安全です』だそうです。

僕は、その格付け会社とやらをかなり疑問視しているんですけど・・・?

shinya_yagyu at 10:23│Comments(0) 雑記 

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