2010年05月30日
えなさん
上り線が全長8,649m、下り線が8,489mの中央自動車道の恵那山トンネルと言えば、開業当初は日本で1番長いトンネルとして有名でした。
現在は4番目の長さなんだそうです。
恵那山トンネルはその名の通り、岐阜県恵那市にある恵那山という山を貫いて走る自動車トンネルなんですね。
僕の生まれた岐阜県多治見市の東が土岐市、その東が瑞浪市で、そのもう一つ東の市が恵那市なんです。
なので、『恵那』と言う文字はとても見慣れた文字なんですが、今日何となく見た封筒に衝撃を受けました。
それは公共団体から送られて来た封筒だったんですが、その封筒には財源の足しにするために広告が入っていたんです。
その広告を見てみると『胞山』と書いて『えなさん』と読ませているじゃないですか。
僕は初めて見た表現だったので、ちょっと興味を持って調べてみました。
ウィキペディアによると、
古くは胞山、胞衣山とも書かれ、また角度により船を伏せたように見える事から船伏山 (ふなふせやま) などとも呼ばれた。
北東側には、山を貫く形で中央自動車道の恵那山トンネルが通っている。
恵那山周辺地域ではこの山に天照大神が産まれた時の胞衣 (えな) を納めたという伝説が残っており、この山の名前の由来ともなっている。また古事記で日本武尊が科野峠 (神坂峠) で拝したのも恵那山の神である。
江戸時代中期には毎年修験道者が礼拝に訪れ、前夜に恵那神社で禊ぎをして登山を行っていた。また明治から大正時代にかけては道路や登山道が整備された事により恵那講が流行し、白装束を来た一般人が多く訪れるようになった。
と言うことらしいです。
良く知っているつもりの街でしたけど、まさか古事記に出てきたり、街の名前の由来が天照大神が産まれた時の胞衣だったとは知りませんでした。
調べるって大切な事ですね。
ちなみに広告によると、『胞山なんだもんだ』は、自然薯のパウダーらしいです。
水で戻してとろろ、お好み焼きやてんぷらにまぶして使うこともできるみたいですね。
shinya_yagyu at 10:18│Comments(0)│
│雑記